海外で指導者を目指すサッカー小僧のつぶやき。

The Kicker

【イングランドサッカー協会指導者ライセンス所有】海外サッカー、日本代表などについて思ったこと書いています。

"今季のキーマン" 〜プレミア TOP 6〜 第5節終了時

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プレミアリーグも5試合が終わり、それぞれのチームの特徴や調子が見えてきました。

そこで、今回は自分なりの今季のキーマンを上げていきたいと思います。今回はトップ6のチームから1人ずつ選出しています。

昨季1位のチェルシーから。今季は補強の出だしは成功とは言えなかったものの、リュディガー、ザッパコスタ、バカヨコ、ドリンクウォーター、モラタ、クリステンセンをレンタルバックなど最低限は補強をしっかり遂行できたと言っていいはず。その中でも注目しているのはティエムエ・バカヨコ(23)。

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昨季、モナコでブレイクし、今季チェルシーに加入したCHの選手。2ndボールへのアプローチの速さ、そして奪い取る能力、空中戦の強さ、そしてとてつもない推進力を兼ね揃えている化け物型センターハーフ。彼が中盤に入ることによって、中盤の制圧力はさらに増すことになると感じる。相方がカンテならば好き勝手に相手がボールを引き出し、組み立てることはほぼ不可能になり、セスクならば、さらにポゼッションが増え前線はやりやすくなること間違いなし。

次は、スパーズから。昨季素晴らしい活躍のソンや、得点王のケインはもちろん。その中でも注目しているのは、キーラン・トリッピア(26)。

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晩年、スパーズの右サイドバックを務めてきたウォーカーがシティに移籍したため、トリッピアの活躍に期待が込められる。しかし、移籍期限ギリギリでPSGからオーリエが加入したため、スタメン争いはさらに熾烈になると予想されている。昨季は守備で多少の弱さはあったものの、彼の高精度のクロスから得点が入るシーンがたくさん見受けられていたので今季もその右足から繰り出されるチャンスメイクに期待。

 3人目は、マンチェスターシティから1人。

今季はある国の防衛費を越えるほどの額は使ったシティ。特にサイドバックの総入れ替えには驚きで、コラロフクリシー、サニャ、サパレタの30代4人を放出し、ダニーロ、ウォーカー、メンディを獲得。その中でも注目はフェルナンジーニョ(32)。

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アグエロ、ジェズスを筆頭に世界トップクラスの前線の選手たちやデブライネ、シルバなどの中盤を操り、長短多種多様なパスで試合をコントロールするこの選手にやはり注目したい。32歳と、ベテランの域に差し掛かった今シーズンはリーグ、CLと2冠を目標にプレーすることとなる。控えにはヤヤトゥーレや、ギュンドガンなどが座っているので、簡単とは行かない可能性が高いが、彼のプレー次第でシティは大きくパフォーマンスが左右されるので今季は期待したい。

4人目は、リバプールから。昨季は久しぶりにトップ4に入り、プレーオフも勝ち上がり本戦に出場したリバプール。クロップ体勢3年目とそろそろトロフィーを掲げたい年。

その中で注目は、デヤン・ロブレン(28)

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正直、リバプールの守備は彼次第である。

マティプの相棒であるロヴレン、クラバンが成長し、ある程度のレベルまで達することができるならば守備の面では言うことはないだろう。

しかし、高パフォーマンスを見せるマティプに対し、左CBから崩されらシーン、ミスが多く失点に繋がることが多い。今季も既に彼のミスからの失点は何度かあり、改善しなければならない。クリバリやファンダイクを獲得できなかった以上、彼の成長は不可欠となる。

5位のアーセナルから1人。今季は出だしがイマイチで、サンチェスの移籍報道などもあり、ざわついたまま始まったシーズン。エジルの不調や、カソルラの怪我が長引き、戦力は全員揃わないままの戦いが続く中、注目すべきはこの人、グラニト・ジャカ(24)である。

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ゲームメーカーのカソルラがいない今、長短を使い分け、前線へボールを供給していくスタイルのジャカは、アーセナルの心臓である。しかし、今季の彼はパスミスが多く、ボールロストも多いので中々調子を掴めていない。相方のラムジーが様々なところへ顔を出しに行くので真ん中で孤立してしまうシーンが多く、判断を誤ると一気にピンチというシーンが今季も何度も見受けられる。彼のコンディションが最大まで達したときは、アーセナルというチームの攻撃力は素晴らしいものになると予想される。

最後の1人は、マンチェスターユナイテッドから。ファーガソンに将来のユナイテッドのキャプテン候補とまで言われたフィル・ジョーンズ(25)

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今季、ユナイテッドは、ベンフィカからリンデロフを獲得。元々いるスモーリングジョーンズ、バイリーと、CBは4枚と豊富な枚数を揃えている。その中で、バイリーとジョーンズをモウリーニョは抜粋し、ある程度固定されている。今季は、開幕戦から安定したパフォーマンスを見せているジョーンズ。彼のプレーは、強いフィジカルを活かした全力で向かっていくプレーが主体なので、シーズン途中、何処かで怪我で離脱するケースが多い。25歳となり、若手から中堅になった今、経験や読み、頭を使ったプレーが増えるとさらに、CBとしての厚みが増し、プレミア屈指、世界屈指のCBと登りつめていくと思われる。

今回はトップ6のチームから個人的なキーマンを、抜粋してみました。

他にもこんな選手が注目!とかありましたら是非コメントしていただけると嬉しいです。