クラブを象徴する'新レジェンド"たちを見届けよ。あの2人のように。
サッカーを知るものでなくても、名前を聞いたことがある欧州のビッグクラブである。
そんな2クラブには今まで、たくさんのレジェンドたちが存在してきた。巨額の移籍金と共に、クラブに入団をしてきたもの、アカデミーから育ち、そのクラブ一筋でサッカー選手としたのキャリアを終えたものなど、様々である。
そんな2チームの今シーズンの立ち上がりは、対照的である。チェルシーは、監督が代わった中迎えたシーズンだが、初戦を落とし、2戦目も勝利することは出来ず、勝ち点1で15位となっている。
対して、リバプールは開幕戦、2戦目と勝利し、勝ち点6で首位に立っている。
不調なスタートのチェルシーだが、その中でも出場機会を得て、輝きを放っているプレーヤーがいる。
彼は、MFメイソン・マウント(20)。幼少時代から、チェルシーに入団し、レンタルで他のチームでプレーすることはあったが、決して彼の目の色が青から変わることはなかった。
リバプールは、昨季CLを優勝し、プレミアリーグでも素晴らしい成績を残したが、その中でも一際目立っていたのが、DFのアレクサンダー=アーノルド(20)だ。1シーズンでDFにして11アシストを記録。今季の開幕戦もアシストを記録して、5試合連続のアシストを達成した。
この若き2人が、今季もチームを活性化させていくことは間違いない。彼らは、小さい頃からずっと同じ色のユニフォームを着てプレーしてきた。そのような選手は、ファンにとっては宝物のような存在なのだ。
そして、彼らがこれからのキャリアの中で、積み上げていくもの、目指さなければいけないもの、そのモデルになるのが現チェルシー監督のフランク・ランパードと、元リバプールの現レンジャース監督スティーブン・ジェラードなのだろう。
彼らは長年、チームの象徴として戦ってきた。そして、たくさんのものを勝ち取ってきた。ファンと共に。マウント、アーノルドも彼らの栄光に続いて、たくさんの栄光をチームにもたらすだろう。
私たちは、その始まりを、今目にしている。新たなレジェンドたちを。