ザックが呈した日本代表の"マリーシアの欠如"
ザッケローニ元日本代表監督が、こう言っている。
「日本はアジアで1位のチーム。素晴らしい技術と持久力を持っている。しかし、世界No.1のチームではない。なぜならフィジカルとマリーシア(ずる賢さ)で劣るからである。」
もうそろそろ、自国の選手を過小評価しがちな日本でも気づきはじめているはいるであろうことだが、日本人選手の技術は高く、それは海外でも充分通用し、通用どころか場合によってはトップクラスである。
2018年W杯最終予選でも、今まで日本代表の絶対的存在であった、岡崎、香川、本田などの主力を長い時間ベンチに座らせながらも最終戦を残して日本はW杯出場を決めた。
若い世代の選手たちも育ってきて、さらに中堅の選手たちの躍動と日本も世界基準で見ても戦えるチームになってきている。
ザッケローニも14年のW杯を率いて、8強には入れると思っていたという。
勝てる実力、技術を持ち合わせていてもなぜ勝てなかったのか。ザッケローニによると、それはマリーシア(ずる賢さ)が大きく欠如していたから。
日本の国民性は謙虚で、正々堂々という姿勢が昔から大事にされているが、この文化はサッカーにおいて良い方向に出ることは少ないであろう。これはヴィッセル神戸に移籍してきたポドルスキーも言及している。
ザッケローニは、日本の選手が欧州を中心に海外に出て大きなチームで経験出来ればマリーシアをつけることができる。そうすると日本と戦う相手はさらに難しくなると述べている。
2017年の終わりにさしかかっていますが、スペイン、フランス、イギリス、ドイツなどの欧州のトップリーグで活躍する日本人はたくさんいますし、経験をしっかりと積み上げている選手もいます。
このまま、さらに技術に磨きをかけて、マリーシアを身につけたら日本代表がW杯で、強豪国を倒し旋風を巻き起こす可能性も低くないと感じました。
ザッケローニ元日本代表監督の取材記事↓
https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/201709280000043.html