"サウサンプトンの攻撃力の向上への道"
サウサンプトンは、今季が始まってからも7試合4得点と相変わらずの得点力不足が続いている。なぜ得点に結びつけることが出来ないのか、今季も85本のシュートを打ち枠内シュートは19本。
しかし、守備はクリーンシート3試合、いまだ5失点と堅守ぶりは発揮している。
先日のユナイテッド戦ではルカクの1発に泣いたものの、他では危険なシーンは特にはなく、むしろ、セインツがゲームの主導権を握っていた。
サウサンプトンの布陣は、4-2-3-1。
このようなメンバー構成が主体である。
ロメウ、レミナの2ボランチががっちり真ん中に構えているため相手の攻撃はある程度サイドからの攻撃となる。
しかし、両SBがうまく処理しながらクロスを上げられても吉田とフートの強靭なブロックで跳ね返し相手の攻撃を防いでいくというもの。
しかし問題は攻撃。
レミナとロメウは、相手を追い越していく動きがないため、前の4枚で攻撃をしなければならない。しかし、デイヴィスも降りてきて作りに参加するため、ゴール前まで侵入していくケースは少ない。
レドモンドの仕掛けとタディッチの創造性、ロングの一瞬をつく集中力があるものの、枚数が足りないため、相手を脅かす場面まで行くことが出来ない。
攻撃力を上げるためにポイントになるのは、レミナとロメウの2ボランチだと思っています。
2枚同時に動くのではなく、ある程度縦関係になり、攻撃参加を更にして行く必要があると思います。
相手を追い越し、マークを受け渡しさせその隙を見計らって勝負に出る。
今の攻撃だと相手は常に自分の目の前でプレーされているだけなので対処しやすい。
相手の目線を動かせ、運動量を増やし、ゴール前に侵入して行く人数を増やせば攻撃力はもっと高まると思います。
FWのオースティン、FWガッビアディーニのような決定力、MFウォード・プラウズの献身性と精度が更に必要になってくると思うので、監督の采配と共にこれから注目していきたいと思っています。
攻撃力が高まれば、トップ10、トップ6も夢ではないと感じています。